クラウド円簿が有料になったのでFreeWay経理Liteにデータを移した話
今年からクラウド円簿を使い始めましたが、来年から有償とのことです。今年分の青色申告は問題ないのかどうかよくわからんので、とりあえずFreeWay経理 Liteにデータを移動させました。クラウド円簿でエクスポートしたcsvファイルをちょっと変更すれば、FreeWay経理 Liteでインポートできます。データが少なかったので、手作業でやった方が早いと思い、手動でやりました。
データ移行の流れ
円簿のデータ出力形式とFreeWay経理 Liteの入力形式が違うので、データを修正する必要があります。
- クラウド円簿(円簿青色申告)の〈各種設定〉から〈データ書き出し〉を選んでcsvファイルをダウンロードする
- csvファイルをFreeWay経理 Liteの仕様に書き換える※1
- FreeWay経理 Liteの〈マスタ〉から〈201 科目マスタ〉を選び、〈会計データの科目登録〉〉→会社選択。〈読込〉を押して、〈弥生会計_個人.DAT〉を読み込む※2
- FreeWay経理 Liteの〈ユーティリティー〉から〈602 テキストファイル変換〉→会社選択。〈科目の内部コードを使用する〉にチェックを入れたあと、〈4 テキストファイルを仕訳データに変換〉を選択し、csvファイルをインポートする
※1書き換え
どのように書き換えればよいのかは、FreeWay経理がPDFで公開しています。下記はそのPDFファイルのリンクと、PDFへのリンクを紹介しているFreeWay経理のページです。
A列は伝票番号で、B列は…というように書かれています。円簿で出力したcsvファイルをエクセルとかスプレッドシートとかで開いて、FreeWay用にデータを書き換えていきます。
基本的には、PDFファイル『テキストファイルの書式について』に書かれている通りにファイルを書き換えれば問題ありませんが、科目コードだけは、ちょっとわかりにくいかもしれません。
科目コードと科目名
借方・貸方の科目コードと科目名を入力する列があります。このうち、科目コードは入力が必須の項目です。
科目コードは〈科目マスタ〉で確認できます。そして、FreeWay経理の〈科目マスタ〉の科目コードをcsvファイルに入力していきます。例えば、『現金』ならコードは1100になります。
ここが一番面倒な作業です。使用している科目が多いと、作業が増えます…。
ファイル名
csvファイルのファイル名に指定があります。無料版の場合は『KAI0000-Shiwake.csv』です。
文字コード
文字コードがFreeWay経理の指定通りになっていない場合、読み込んだデータが文字化けします。作成したcsvファイルをメモ帳で開き、〈名前を付けて保存〉を選ぶと、保存画面の下に文字コードを選ぶ項目があります。ここでANSIを選んでcsvファイルを保存すると、文字化けしないデータになります。
※2科目マスタ
科目マスタの設定は、FreeWay経理の『簡単導入ガイド』に詳しいやり方が掲載されています。FreeWay経理 Liteのヘルプからも閲覧できます。
気になったこと
FreeWay経理 Liteは無料版の場合、データの書き出しができないみたいです。データ書き出しができないとなると、円簿みたいに、無料でデータ移行というわけにはいかないかもしれません。いちおう、FreeWay経理 Liteのホームページには『ずっと無料』って書いてあります。
余談
クラウド円簿を利用している人は少ないみたいですね(Xを確認しましたが、ほとんどポストがなかったです)。仕訳なんてほとんど発生しないから無料で十分なんですが、FreeWay経理Liteも有料とかになってしまうと困りますね。