成長マインドセットと硬直マインドセットとは|成長する行動とは?

成長マインドセット』という考え方があります。このマインドを持っていると、「失敗=学び」と捉えられるようになり、学力も仕事の成績も伸びやすくなります。「自分は努力で人生を変えられる」と思えた方が良いということで、そうでないと頑張れません。逆に「自分の能力は最初から決まっていて、努力では変えられない」という『硬直マインドセット』を持っていると、努力しなくなり、新しい挑戦も避けてしまうため、最終的にうだつの上がらない状態になりやすいのです。その状況状況で自分なりにやれることに励むことが大切です。もし今「どうせ無理」と思っているのなら、自分と同じような境遇から幸せになった人の本を読んで、「やれるかも!」と嘘でも思えた方が良いでしょう。努力しても無駄、夢も希望もない状態だと人生は開けてこないからです。

成長を促す行動3選

成長とは、スキルを身に着けることだけではありません。仕事の成果や結果には、スキル以外に「ふるまい・習慣・行動」「意識・想い・人生哲学」といった要素が絡んでくるからです。これらを大きくすることが、真の成長への近道となります。才能に溺れたり、トレーニングを怠ったりすると、プロでも成長が止まる可能性があるため、目に見えない部分の成長が不可欠です。

成長を阻害する最大の要因は「悩み」です。悩みがあると、無意識のうちに成長にブレーキをかけてしまいます。これらの悩みを減らし、成長を促進するための3つの方法は以下の通りです。

無意識のブレーキ

多くの人が自分では意識しないままブレーキを踏んでいる可能性があります。給料が上がらない、会社から正しく評価されていない、他の会社の方が向いているのではないか、仕事が忙しいといった不満や悩みは、無意識のうちに成長速度を遅くするブレーキになっています。まず、自分の中にそのようなブレーキが存在することを意識することが重要です。

進路、就職、転職といった人生の転機で悩むのは当然ですが、一度決めた道を進んでいるのであれば、その時点で悩んでブレーキをかけるべきではありません。まずは2年間という期間を設けてみましょう。

他責にしない

会社などで問題が起きたら「全て自分が悪い」と考えるのではなく、問題解決のために自分自身がどう行動を変えるべきか考えましょう。100%の当事者意識を持つことに抵抗がある人は、目先の損得で物事を考えている傾向があります。

関心の輪と影響の輪を意識

結果は選択できないことが多いですが、行動はいつでも選択できます。特にコントロールできない結果について悩むと、無意味な時間を過ごしてしまいます。

悩みには「関心の輪」と「影響の輪」の2種類があります。「関心の輪」は、難易度が高く、自分では解決が難しい問題(例:日本の税金が高いこと)。「影響の輪」は、難易度が比較的低く、自分自身が解決できる問題です。解決できない「関心の輪」の問題で悩むのは時間の無駄であり、ただの損です。そのような時間があるなら、あなたが解決できる、解決すべき「影響の輪」の中の問題について考えるようにすべきです。
ちなみに、哲学者エピクテトスは「変えられるもの」と「変えられないもの」を区別し、変えられることだけに集中しなさいと言っています。

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