TeraTermのマクロ実行方法【マクロのコマンド実行】
TeraTermのマクロ実行方法をまとめています。
実行方法
以下のような実行方法があります。関連付けをしてダブルクリックで起動やメニューから選択して実行というのが一般的な方法です。
ダブルクリック
TeraTermのインストール時における追加タスクの選択には、「.ttlファイルをttermpro.exeに関連付ける」オプションがあります。このオプションが選択されている場合、TTLファイルはTeraTermマクロと関連付けられ、TTLファイルをダブルクリックすることでマクロが自動的に実行されます。
関連付け
ファイルの関連付け方法の一例をご紹介します。
まず、TTLファイルを右クリックし、プロパティ画面から「プログラム 不明なアプリケーション」横の「変更」を選択します。すると、「ファイルを開くプログラムの選択」画面が表示されます。ここで、「参照」を選択します。
次に、「プログラムから開く」画面が表示されたら、「C:\Program Files\teraterm\TTPMACRO.EXE」を選択します。
最後に、「この種類のファイルを開くときは、選択したプログラムをいつも使う」にチェックを入れておきます。
以上の操作により、次回以降はTTLファイルを開いたときにマクロが自動的に実行されるようになります。
メニュー選択
TeraTermでの操作方法は次の通りです。
まず、メニューバーから「コントロール(O)」を選択し、「マクロ(M)」をクリックします。すると、ファイルを選択するダイアログボックスが表示されます。ここで、利用したいマクロを選び、「開く」ボタンをクリックします。もちろん、TeraTermが既に開いていれば、いつでもマクロを読み込むことができます。メニューから操作する場合は手間がかかりますが、TeraTermが立ち上がっている状態ならば、自由なタイミングでマクロを利用することができます。
ドラッグ&ドロップ
ttpmacro.exeまたはそのショートカットに対してTeraTermマクロファイル(.ttl)をドラッグ&ドロップする方法です。この方法では、オペレーティングシステムがttpmacro.exeにマクロファイルを引数として渡し、マクロが自動的に実行されます。
これは、TeraTermの起動時にマクロを自動的に読み込ませる方法ともいえます。ただし、ttermpro.exeに対してドラッグ&ドロップしてもマクロは読み込まれないことにご注意ください。
ショートカット作成
以下の手順で、TeraTermのマクロを実行するためのショートカットを作成することができます。
- デスクトップなどで右クリックし、「新規作成(W)」の中から「ショートカット(S)」を選択します。そうすると、ショートカットの作成画面が表示されます。
- 「項目の場所を入力してください」という項目に、「"C:\Program Files\teraterm\ttpmacro.exe" "/V" "C:\test.ttl"」と入力し、次に進んでください。ここで、「c:\test.ttl」の部分は、保存したいTTLファイルのフルパスに置き換えて設定してください。
- 次に表示される画面で、ショートカットに適当な名前を付けてください。名前の指定が終わったら、作成ボタンをクリックします。
- これにより、指定した名前のショートカットが作成されます。作成したショートカットを実行すると、マクロが自動的に実行されます。
この手法によって、ショートカットを使用して簡単にマクロを実行することができます。
まとめ
TeraTermでマクロを実行する方法をご紹介しました。
マクロを使う理由
ネットワーク構築のプロジェクトなどでは、対象ネットワーク内の機器にコマンドを実行して状態確認を行う必要があります。しかし、機器や実行コマンドが多い場合、手作業だけでは時間がかかってしまいます。そんなとき、TeraTermマクロを利用することで、効率的にコマンドを実行することができます。これにより、時間の節約が可能になり、作業効率が向上します。