スパイラルフリーザーとは?特徴や欠点など
スパイラルフリーザーは立体的にコンベアベルトを配置した冷凍装置です。食品の冷凍などに使われます。
この記事では、欠点や特徴をご紹介します。
スパイラルフリーザーとは
らせん状のベルトコンベアをもつ冷凍庫です。冷凍ピザ、ミックスベジタブル、シーフードなど食品の冷凍に使われます。
トンネルフリーザーも食品の冷凍庫ですが、その特徴は直線状のベルトコンベアにあります。
構造
スパイラルフリーザーの構造は下の画像の通りです。
らせん状のベルトコンベアと冷却用ファンが主要部品です。
利点
スパイラルフリーザーはらせん状のベルトコンベアのため、コンベアの距離を長くできます。
- 大量冷凍:コンベアの距離が長いと、より多くの食品を冷凍できます
- 長時間冷凍:食品の滞留時間も長くなります。高温の食品であっても、適切な冷却温度で冷凍することができます
- コンパクト:直線状にコンベアを配置するよりも、冷凍機械がコンパクトになります。省スペース化が可能になります
欠点
スパイラルフリーザーは、ベルトコンベアの構造が複雑です。そのため、清掃、点検・修理といったメンテナンス性は、トンネルフリーザー(直線状のベルトコンベアをもつ冷凍機械)に比べ劣ります。
ベルトコンベアについて
スパイラルフリーザーに使われるコンベアの材質は、スチールが多いです。プラスチックも使われます。形状は、プレートとメッシュタイプがあります。
形状や材質は食品に合わせて選びます。
この記事のまとめ
スパイラルフリーザーの特徴、利点と欠点をまとめました。
利点 | 欠点 |
---|---|
コンベア距離が長い (大量冷凍) (長時間冷凍) コンパクト |
コンベア構造が複雑 (メンテナンス性低下) |