ブチルテープとは?用途などの解説
ブチルテープはブチルゴムを使った気密性に非常に優れたテープです。このブチルテープについて概要や用途を紹介します。
概要
ブチルテープに使われるブチルゴムは、合成ゴムの一種です。なお、樹の樹液などから製造させるゴムは天然ゴムと呼ばれます。ブチルゴムは、気密性、防振性、防音性、電気絶縁性、耐薬品性などに優れ、様々な用途で使われます。
参考文献
用途
ブチルテープは、ブチルゴムの特長を活かして、配線の絶縁、防振、防水などの用途に使われます。身近なところでは、サッカーボールや自転車のタイヤのチューブなどに使われています。ブチルゴムは空気を洩らさない性質が強いため、ボールなどに適した材料といえます。
防水
ブチルゴムの気密性を活かして、サッシまわりや配管の補修などの防水対策で使われることが多いです。建築関係だけではなく、自動車などのタイヤにも使われています。その他、車のドアに貼り付けて、水漏れ等を防ぐために使われています。
防振防音
ブチルテープは、防振、防音の材料としても使われます。
ブチルゴムは、合成ゴムの中で反発弾性(力を加えた時にもとに戻る性質)が最も小さいため、防振などの用途に向いています。
自己融着テープ
ブチルテープはブチルゴムとテープを貼り合わせたテープです。これに対して、ブチルゴムをシート状にしてゴムが互いにはりつくようにしたテープがあり、これは自己融着テープと呼ばれます。この自己融着テープは、配管の固定などに使います。