お化けが怖い!のはなぜ?

お化けが怖い理由について考察してみました。筆者は中年と呼ばれる域に達していますので、いい年した大人が「お化け怖い」なんて言っていると、あんたの方が怖いよと突っ込まれそうです。
気休め程度のおまじないにしかなりませんが、大人がお化けを怖がらなくなるのは、『人間の方が怖い』ということに気付いているからかもしれません(筆者は虐待事件の報道なんかをみると、人間怖い、と思ったりします)

The tell-tale heart, 1883, Odilon Redon

一般的に言われている理由

AIに聞いてみました。理由がわかったところで怖いものは怖いです。

  1. 不確実性と未知への恐怖
    お化けは超自然的な存在であり、その存在は確認できない。人々は不確実な存在に未知への恐怖を感じる。
  2. 生物学的反応
    恐怖は危険から身を守るための生物学的な反応。本能的な行動なのでしょうがない
  3. 脳の解釈
    お化けは脳が情報を解釈する際に生じる小さなエラー
  4. 恐怖症
    お化けに対する恐怖が強すぎて、恐怖症(フォビア)になっている。怪談話やホラー映画に過度な恐怖や不安を感じる状態

身の危険

身の危険を感じると恐怖という感情になって感知されている。生理現象だからしょうがない。まとめるとそんな感じでしょうか。
脳の処理エラーというのは面白い説ですが、それはつまり、人は恐怖なんかを感じない無感動な人間というのが前提になっている気がします。
もはや病気というのは、高所恐怖症みたいなことです。高い所にのぼって怖くなるのは普通で、高所恐怖症は高い所を想像しただけで足が震えてしまうような状況をいいます。度が過ぎると依存症になってしまうようなイメージです。

お化けってなに?

お馬鹿な質問ですが、これは結構大事だと思うのです。あなたが怖がっているお化けというのは、具体的になんでしょうか?バイキンマン?ゲンガー?ろくろくび?貞子?それともジェイソン?
もしもあなたのイメージが貞子なら、『貞子が出てきそうで怖い』と言葉にしてみましょう。うん、そうですね、そんなことを言ってしまうあなたの方が怖いですね。それは、かめはめ波を出せると思っている小学生くらい可愛いものです。

言葉の問題

おそらくですが、<お化け>という言葉を使っているから怖いんです。<お化け>という言葉を耳にして思い浮かべるイメージはそれぞれ違いますが、漠然とした恐怖の対象であるのは間違いないです。そういう言葉を使うことで、自分に暗示をかけて怖さが増していくわけです。一人暮らしの部屋で物音がした→お化け!(→貞子のイメージが思い浮かぶ)→怖い!やばい!という流れが、怖さの経緯です。

怖がった方がいいもの

物音がしたとき、怖がらないといけないのはお化けではなく、強盗などの犯罪行為や、火事などの事故です。戸締りや火の元のチェックが大事です。
筆者なんかは、夜ひとりでいる時に物音がすると、黒マスクを被った男が侵入してきて、ナイフ片手に「金を出せ」と脅してくるのではないかと思い、怖くなったりします。やっぱり人間の方が怖いです。そして戸締りが大事なんです。

Next Post Previous Post