Paraviewの使い方【可視化のやり方】
動画作成、流線・ベクトルなどの作成など、Paraviewの使い方をまとめています。
動画作成
Paraviewでアニメーションを作成する場合は、連番のファイル(???_10.vtk、???_20.vtk……)を読み込む必要があります。特殊な操作は必要なく、連番ファイルがあれば、自動でグループファイル(Typeがgroup)として認識されます。
出力形式はaviファイルとなります。画像で出力し、Paraview以外のソフトで動画にする方法なども御座います。
内容はやや古いバージョンのParaviewを使っている可能性があります。
アスペクト比について
アニメーションのアスペクト比(縦と横のサイズ)は、出力時に設定できます。Paraviewの可視化画面と揃えない場合、対象物が画面に収まっていない動画になる場合が多いです。出力時にアスペクト比を揃えるボタンがあります。
アニメーションの時間表示
アニメーションに時間を表示する場合は、「Annotate Time」を使います。「Source」の「Annotation」にあります。
流線の作成
流線は「Stream Tracer」を使います。
「Stream Tracer」では、線もしくは点を設定して、その線や点を通る流線を描くことになります。
サイトの中盤で、流線の描き方が紹介されています。
ベクトルの作成
ベクトルは「Glyph」を使います。
「Glyph」は、「Slice」などをinputファイルにして使うこともできます。3Dデータの場合は、処理が重くなる、見にくいわかりにくいなどの問題が起こりやすいので、「Slice」と組み合わせて使うことが多いと思います。
グラフの作成
グラフは「Plot Over Line」を使います。「Plot Over Line」は「Filters」にあります。
「Plot Over Line」は、線を設定し、その線におけるデータをプロットします。
下画像は「Plot Over Line」でグラフを作成した例です。
左画面の矢印の付いた線における数値を、右画面でグラフにしています。なお、線は、始点と終点の座標を入力することで、任意に変更できます。
物体表面に沿ったグラフ
「Plot On Intersection Curves」を使うと、平面などと交差する線でグラフを描くことができます。
「Plot On Intersection Curves」を使うことで、例えば、円柱や車体の周りなどを抽出できます。