マイクロポンプの原理と種類

マイクロポンプは医療分野などで使われる小型ポンプです。
この記事では、原理や種類をご紹介します。

マイクロポンプとは

マイクロポンプは小型のポンプです。
医療用途のマイクロポンプは血管内を通るようにするため、マイクロサイズです。一方、ロボットの駆動装置(アクチュエータ)に使われるマイクロポンプは10円玉程度のサイズです。

マイクロポンプ:引用

種類と原理

マイクロポンプは機械式と非機械式に分類されます。機械式は羽根車やダイヤフラムを用いるポンプです。通常のポンプと同様の構造が必要になります。

圧電式

ダイヤフラムを用いたマイクロポンプです。機械式に分類されます。多くのマイクロポンプがこのダイヤフラムを用いています。ダイヤフラム式以外に、 扇動形マイクロポンプもあります(参考資料「[展望・解説]マイクロポンプ」を参照)

光駆動式

光トラッピング(光ピンセット)という現象を用いたポンプです。非機械式に分類されます。光を照射し、マイクロサイズのローターを動かします。なお、光トラッピングは光によって生じる圧力(照射圧)を利用します。

電気式式

液体に電圧をかけるポンプです。非機械式に分類されます。

用途

医療やロボットの駆動に使われます。

医療分野

人工すい臓用のマイクロポンプが開発されています。

ロボット

ロボットの指関節の駆動やマイクロマシンの制御に使われます。

参考資料

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